サービスの内容というより、主に使い所とか考え方について話したよ。">
小杉がGCPのAutoMLについて話したよ。
サービスの内容というより、主に使い所とか考え方について話したよ。
参考: Microsoft will complete the migration of Minecraft to Azure by the end of 2020
マイクラでは今までAWS使っていたけど、2020年中にAzureに移行するとのこと。
AWSでは以下のサービスを利用していた。
かなり基本的な構成。Realmsというマイクラ用のサーバを運用していたらしい。
AWSからの移行といえば Dropboxの自社DC移行が有名。
Dropboxは自社開発であるMagic Pocketというストレージサービスを運用。 Magic Pocketの詳しい日本語記事は こちら
Dropboxほどの大規模なサービスとなると自社で最適化したストレージを運用するほうがコストも信頼性も改善されるということ。
参考: AWS Lambdaが提供するProvisioned Concurrencyという機能を簡単に説明してみる
LambdaにはProvisioned Concurrencyというのがある。
Cloud Runの回でも少し話したが、ゼロスケールするサーバレスにはコールドスタートがつきもの。
Provisioned Concurrencyはコールドスタートを緩和する機能。
要はお金を事前に払っておいてLambdaをウォームアップしてくれるもの。
メモリ * 時間 * 同時実行数で
料金が決まるっぽい。
あらかじめバーストしそうなことが予測できる場合には、その直前にProvisioned Concurrencyを予約しておく、みたいな使い方はうまそう。
参考: AWS CDKでTerraformによるプロビジョニングが可能な「CDK for Terraform」が発表 参考: AWS CDKでプロバイダーとしてTerraformが使える!!CDK for Terraformが発表されました!!
Terraformの開発元 HashiCorpが開発中。まだアルファ版。
CDKでGCPを構築できるようになるかもしれない…?
Cloud Next OnAirはじまった。
データさえ用意すれば、機械学習のモデルをよしなに作ってくれるサービス。
GCPで提供しているのは以下。
クラウド上にREST APIやバッチ推論環境のサービングもやってくれる。
GCPでは、モデルをカスタマイズできないML用のAPIも用意されている。
AutoMLはこれらでカスタムモデルを作成して使えるサービス、という見方もできる。
AWSにも、AutoMLのようにカスタムモデルを作れるサービスはある。(詳細は触ったことないので不明…)
など。というかAWSでは他にも色々あって、カスタムモデルを作れる分野が多そう。
MLサービス一覧で各サービスの説明に「カスタムモデル」という記載があればできそう。
以下、個人的な考え。
データサイエンティスト(つまり自分でモデルを作れる人)向けではないと思う。
かといって「機械学習って何?」っていうレベルだと扱うのは厳しい。
最低限、以下のようなことを検討できるリテラシは必要。
また、機械学習のモデリングに費やす時間は、プロジェクト全体の一部に過ぎない。
AutoMLはモデル作成、デプロイ、管理、評価周りを便利にしてくれるが
おそらく一番大変であるデータの準備部分の面倒は見てくれない。
よく「AutoMLでデータサイエンティストを置き換える」という論調を耳にするが、それは現状できないと思う。
じゃあどういうユースケースがあるかというと
「機械学習の基本的な用途は分かっていて、アプリケーション開発もできる。でも自分でモデルを作成しチューニングする能力は低い」
という人・組織には、よくマッチすると思う。
文字に起こすのが面倒なので、くわしくはpodcastにて…