Show Notes
re:Invent 2020 一段落
- 11/30 - 12/18 まる3週間のセッションが終わった。
- 発表されたアップデート数: 180(昨年は87)
- Key note: 5セッション
- Leadership Session: 多分18セッション
- Breakout Session: 500くらい
- ログインするとアーカイブが視聴できる。
- かなり多くのセッションで正確な英語字幕ついている。
- 2021/1/12-14の3日間, 約200セッションまだあるよ。
ざっとした所感
- 3週間長いようで長かった。密度も濃い。
- アーカイブ版は英語字幕が正確で助かる。
- Keynoteで新機能だけを追うのではなく、リーダーシップセッションやBreakout Sessionで有益な活用事例をちゃんと追いたい。
- セッション以外のコンテンツ(LearningやConnection)は全然参加できなかった。
- お祭り感すごい。高揚感ある。いつか現地で見たくなった。
- データ活用、AI/MLは今年も盛り上がっていた。Redshiftもアップデートが多かったみたい。
- まったく新しいコンセプトの機能というより、ML業界全体で必要とされているものをAWSやSageMakerに持ってきたという印象。
- 特定の業界(コンタクトセンター、製造業、ヘルスケア)に特化したサービス展開をしているのも印象的だった。
あほみたいな所感ばかりだけど。
今からキャッチアップするための参考リンク
re:Invent Keynoteざっとおさらい
Keynoteはリアルタイムで更新されていたLiveblogというのが概要としてまとまっている。
- 新機能が一番発表されたのでは。約30個。
- このペースで3週間もつのか…?と不安がよぎった初日だった。
- 新機能の発表というよりはパートナーシップをどう強化しているかなど取り組みに関するものが多かった。
- とはいえ、
AWS Saas Boostという個人的には気になるアップデートもあった。
- MLをどう活用するか、とかTenetという言葉(主義とか信条とかいう意味。スローガンみたいなもの)を使って語っていた。
- このTenetに紐付ける形で新機能の発表が結構あった。
以下、参考リンク。
- 新機能の発表というよりはAWSのインフラがどう活用されている、どう支えているかなどの話が多かった
- AWS独自チップの話。Graviton2や機械学習用チップHabana Gaudi, Trainiumなど。
- Mac InstanceがラックにMac miniを詰め込んでいる画像が出て話題になった。
- Nitroの話。
- 環境への配慮
- 最初のコンサート中に「ギターが2つあってMulti-AZですね」みたいなジョークがblogに書かれていた。お祭り感で浮かれている。
個人的に気になったアップデートなど(小杉)
マネジメントコンソールのアップデート
つまり…GCPのコンソールみたいになった。Cloud Shellでは以下の違いはあるが。
- GCPはリージョンを気にせず利用できる。AWS Cloud Shellはリージョンごとに永続化ディスクが異なる。
- ユーザの場所からよしなにプロビジョニングされる(なぜか台湾が多いけど)
- GCPは5GBの永続化ストレージ。AWSは1GB。
- GCPはCloud Shell Editorも提供されている
- スペック(どちらも実際に起動してコマンドで確認したもの。公式には不明)
- GCP: 2vCPU, 8GBメモリだった(過去には1vCPU, 1.7GBでブーストモードもあるという記事もあったがよく分からず)
- AWS: 2vCPU, 4GBメモリだった
- 以前からDockerHubの制限に伴ってアナウンスされていたものの一般公開。
- 今までDockerイメージのパブリックレジストリはほぼDocker Hub一択だったけど、ここにAWSやGitHubが参入。
- イメージのホスト(イメージ開発者側)
- イメージのpull(イメージ利用側)
- Anonymousユーザ
- 月に500GB転送までOK。超えると何らかの制限(どんな制限かは発表なし)
- アクセス元のIPアドレスで判別というはDocker Hubと同じ
- AWS認証済みユーザ
- 月に5TB転送まで無料でOK。それ以上は$0.09/GB。
- AWSリージョン内からならすべて無料。
- AWS上でカオスエンジニアリング
- 2021年に提供開始予定
- カオスエンジニアリングの停止やロールバックなど制御するための機能もあり。
- ドキュメントには
Amazon EC2, Amazon EKS, Amazon ECS, and Amazon RDS
とが記載されていたが、どのコンポーネントが対応されるかは不明。
カオスエンジニアリングといえばNetflix。以前紹介した
Chaos MonkeyなどのOSSもある。
- 今までのはECS on EC2だったが、Fargateに対応。
- これによってゼロスケール、コールドスタートへの対応が容易になりサーバレス感。
- FargateはGPU使えないので、Deep Learningの学習用途では変わらずSageMaker一択。
re:Growthのセキュリティセッションで知った。
ML Keynote関連
正確にはML Keynoteでの発表ではないが。
- SageMakerのパイプラインを組むには今まではStep Functionsを使っていたのをSageMaker Studioと統合する形で使えるようになった。
- それ以下でもそれ以上でもないように見える…
- SageMaker samplesにも早速サンプルnotebookが提供されている。
Step Functionsでも同じデータセットを使ったサンプルが提供されているので比較しやすい。
- Distributed TrainingをSageMaker上で簡単に行えるようにする
- 個別のDLフレームワークでも簡単にできるようにはなっているはずなので、恩恵が小さいような気もしている。
- 異なるDLフレームワークでも同じお作法で並列化できるならうれしいかも?
- Keynoteを通して時間削減の話をたくさんしていたのでその一環か。
- Data Wranglerとかで作業効率化
- Distributed Trainingで処理効率化
- Lookout for Equipmentというのが製造業向けの異常検知として提供開始されたが、これを汎用化したもの。
- 購買トランザクション、顧客獲得率など時系列データ
- ベストなAnomaly Detectアルゴリズムを自動で選定してくれる
- Amazon ConsoleやAPIからダッシュボードにアクセス可能
- AWSが事前に用意したモデルのコレクションやMLワークフローをそのまま or カスタマイズして使える。
- SageMaker Studioから使う。
- なんか今年のアップデートは特にStudioを意識したものが多い
- 単にnotebookが用意されているだけではなく、Cloud Formationで必要なリソースをデプロイしてくれる。
個人的に気になったアップデートなど(加藤)
サーバレス関連のアップデート内容
Lambdaがコンテナイメージに対応
- 今までzipでデプロイしていたのが、ECRのurlでデプロイできるイメージ
- /tmp以外はRead-Onlyなどの要件あり
- CDKにも対応
Lambda Extentions
- Lambda Extentions APIを使って実装したPGをLambda Layerとしてデプロイ
- モニタリングツールなどの外部ツールをLambda実行環境内部に統合
- Lambdaの実行ステップ
Amazon CloudWatch Lambda Insights
イベントソースにApache KafkaとMQが追加
- Apache Kafka:メッセージングサービス
- MQ:同じく。
AWS Signerを使ってLambdaのコード署名が可能に
- コードが変更されてないことの確認
- 自分でhashとかとらなくていい
Lambdaの課金単位が100msから1msに
Lambdaのメモリ上限が10GBに、vCPUの上限が6に拡張
Runtime Interface Clients
Lambdaのパッケージフォーマットとしてコンテナイメージを利用する場合、コンテナイメージはLambdaのランタイムAPIと連携して動作する必要があります。このランタイムAPIとの連携を容易にするため、AWSからAWS Lambda Runtime Interface Clients (RIC)というツールが提供されます。
Runtime Interface Emulator
コンテナイメージのサポートに伴い、AWS Lambda Runtime Interface Emulator (RIE)というツールの提供が開始されます。RIEはローカル環境で実行可能な軽量ウェブサーバーで、受け付けたHTTPリクエストをLambdaのイベントデータと同じJSON形式に変換する機能を持ちます。RIEを導入したコンテナイメージをビルドすることで、ローカル環境でも簡単にLambda用コンテナイメージのテストが可能です。
SNSのFIFOトピックサポート
SQSのFIFOキュー ハイスループットモード(プレビュー)
SFのExpressモードの同期呼び出し
AWS Amplify Admin UI
AWS Proton
AWS SaaS Boost
参考
告知
近日、podcast名を変更すると思います。